現在の状況は大変よく理解できるのではないでしょうか。
要するに、「これで十分じゃないか」 ということです。
そういった需要に応える市場は、いま大変な賑わいを見せています。
【アウトレットの現在】
一昔前までは“アウトレット”と聞くと売れ残りや傷物というイメージがありましたが、
現在のアウトレットとはそんなものではありません。
新品かと見紛うくらいの品質、思わず買ってしまう価格設定、
そして買い物を楽しくさせる空間演出など、
“アウトレット”自体が消費者の心を掴む巨大な市場となっています。
チェルシー・ジャパン株式会社
5/4のテレビ東京「カンブリア宮殿」では、日本最大のアウトレット開発・運営企業である
チェルシー・ジャパン株式会社社長、吉村氏との対談内容が放送されました。
そこで聞く“アウトレットの現在”は驚くべきものでした。
各ブランドがアウトレットに回す商品とは、一見分からないくらいの微かなシワや箱の傷みなど、
消費者が気付かない程度の違いだけで、定価からかなり割引されて販売されるのです。
もちろんシーズン遅れの商品もありますが、ブランドによってはアウトレットをビジネスの柱と捉え、
直接アウトレット向けの商品開発を行っているものもあるそうです。
また、ブランドイメージを落とさないために、商品ディスプレイをブティックと統一するなど、
ブランドと連携した商品販売を行っているのです。
消費者の立場として「これで十分じゃないか」と、こぞってアウトレットに人が集まるのも納得出来ます。
そして、アウトレット出店の戦略として、立地は都心から車で約90分。
つまり、立地が悪いのではなく、買い物客に「小旅行」「日常から離れたワクワク感」を与えるための
緻密な戦略なのです。
そのため現在では、若者だけでなく中年層や家族連れも多く訪れます。
また、アウトレットの出店に伴い、観光客の大幅な増加など
地域経済の活性化という役割も担っています。
現在、チェルシー・ジャパンは、栃木県佐野に続き、
今年7月に茨城県阿見町にプレミアム・アウトレットオープンを発表しました。
今後の動向にも注目です。
チェルシー・ジャパン
カンブリア宮殿
YOOX.com
イタリア発のネット・アウトレット「YOOX.com(ユークスドットコム)」。
2000年にイタリアでサービスを始め、2005年に日本版が登場。
現在では超高級ブランドを始め、600ものブランドを扱っているそうです。
商品はブランドと連携して直接仕入れ、専属のカメラマンが商品の見せ方にこだわって撮影、
価格はほとんどが定価の半額以下で販売され、オンラインでいつでも購入可能。
世界中の消費者を虜にするのも無理はありません。
「不況時こそ品質にこだわる」というCEOの言葉通り、品質も厳選されています。
多くのブランドが売れ残り在庫の処理に苦悩する中で見つけた新たな市場であり、
ブランド側と消費者の双方に利益のある関係が生まれたのです。
YOOX.com
【ブランドレンタル】
“ブランドレンタル”、最近になって耳にするようになった言葉です。
ブランド品をレンタルする、という選択。
ブランド品に対する憧れはあるが高くて買えない、買ってまで使う必要性がない、
という消費者の状況に気付いて生まれたものです。
Cariru
最近、様々なメディアに登場しているCariru(カリル)というサービス。
文字通りブランドバッグ&アクセサリーを借りることが出来るサービスです。
購入すれば云十万円もする商品を、必要に応じてレンタル出来るのです。
期間も設定することが可能で、価格は0〜30000円とニーズに合わせて選べます。
Cariru
【リサイクル販売】
“リサイクル”と聞くと、回収して分解して再度製造し直すというイメージがありますが、
単に使い終わったものを集めて再販売することも“リサイクル”です。
これまでのオークションやBOOKOFF, Amazonなどの様々なサービスに見る
“中古品”販売市場の賑わいを見ても、明らかに需要は存在します。
先に述べた“古着”という販売形態は、もはや世界的に広まっています。
こうした市場は現在のような不況下、そして環境への意識が高まった社会において、
今後世界的に注目されるビジネスモデルとなることでしょう。
MSN: リサイクル古着DonDonDown on Wednesday 記事
現在、このようないくつかのビジネスモデルは、消費者の需要にうまく適応しています。
また、ブランドの在庫やエコロジーとの関係を考えても非常に有効な市場です。
たまたまファッション分野の事例を取り上げましたが、
このようなビジネスモデルは家具、家電、食品に至るまで、
様々な分野で進んでいます。
そして、背景にあるのが消費者心理の大きな変化です。
現代の消費者心理を満たしている事例として、
世界的に認知されたUNIQLOやMUJIが挙げられるでしょう。
以下、印象的な記事でこの2社のコンセプトを感じることが出来ます。
無印良品「水のようでありたい」
朝日記事:ユニクロ&ジルサンダー
つまり、現代の消費者たちは「最先端」「最新」「高級」「新品」を追い求めるよりも、
「安価」「個性」「品質」を満たしたうえで、「これで十分」という結論に至るのです。
社会の動きを見極め、商品の供給側と消費者の需要との関係がマッチすれば、
そこに普遍的な価値とビジネスサイクルが生まれそうです。










タカラトミーに新入社員として入社したリカちゃんが、研修生として日産の特別研修プログラムに参加しながら、 企業間の交流を図っていくとのこと。去年発売された新型"スカイライン"を皮切りに、活動が続けられています。
こちらは昨年行われたものですが、ファッションドール桜奈とコラボレーションした三菱の軽自動車"i"。 斬新で個性的な"i"を桜奈の愛車としてリアルなライフスタイルを提案し、20代〜30代の桜奈を楽しむ女性にも 双方のファッショナブルな世界観を楽しんでもらうのが目的。
光岡自動車のファッションスポーツカー"大蛇(オロチ)"が異業種をコラボレーションさせる“オロチプロジェクト”の第一弾として 発表した"義志(よしゆき)"とのコラボレーション。オロチのドライバーと調和するようなファッションアイテムを提供していきます。
