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2007年11月15日

「エコシティー」持続可能な都市開発デザイン

Open House

Seoul Commune.jpg
こちらはカルランが採り上げたOpen House: Architecture and
Technology for Intelligent Livingです。
これは「賢明な生活のための建築とテクノロジー」というテーマで
活動を行う15人のデザイナーの作品を合同展示する
プロジェクトです。
バーチャルと自然が見事に融合した驚くべき作品の数々が
紹介されています。

Open House Official HP


zaragoza.jpg
このプロジェクトのような「自然」と「都市」の共存という考え方は、
もはや万国共通の大きなテーマです。
そういった各国のアイデアを持ち寄り地球規模で共有する場として、
万国博覧会が挙げられます。
2年前「愛・地球博」として愛知で打ち出されたメッセージは、
より明確なものとなり、来年スペイン・サラゴサの地で世界に
向けて発信されます。

テーマは「水」。
限りなく存在するかのように扱われてきた水資源も、今や危機に
直面しています。
各国の「Sustainability(持続可能な)」都市開発の提案は、
美しくデザインされた水の都の情景と共に、訪れた人々の心に
残るのではないでしょうか。

EXPO ZARAGOZA 2008 official site


エコシティー

また、世界には「エコシティー」という明確なコンセプトで
都市をデザインしている地域があります。

bedzed.jpg
例えば、2007年6月の弊社ニュースでもご紹介いたしました
イギリス・ロンドン郊外のエコ・ビレッジ「Bed Zed」。
エコロジカル・フットプリントの考え方に基づいて、
環境にやさしい水や電気のシステムで持続可能な省エネ生活を
送るために作られたコミュニティです。
実際に個人住居やオフィスとして活用されています。
(関連情報はこちらから)



freiburg.jpg
そして日本でも知られているエコシティー、ドイツ・フライブルグ。
ドイツでは「環境首都」を選出するコンテストが行われるそうで、
フライブルグは1992年の環境首都に選ばれました。
ドイツや北欧諸国では、地域や街同士の斬新なアイデア提案や
コンテストによって、環境への取り組みに相乗効果が
生まれています。
環境先進国と呼ばれる国々には、そういった良きライバル都市が
存在するのです。
(関連情報はこちらから)



waitakere.jpg
ニュージーランドのワイタケレ・シティ。
初めて耳にする方も多いと思いますが、実は日本のテレビCMにも
よく使われているという自然豊かな都市です。
この都市では、街の公式ホームページに明確に「Eco City」と宣言し、
環境保護に対するおもしろい試みが数多く行われています。
今年12月に日本で開催されるサッカーのFIFAクラブワールドカップにも、
オセアニア地区代表としてワイタケレ・ユナイテッドが出場するため、
この街が日本でも紹介されることでしょう。
(関連情報はこちらから)


bahia.JPG
最後に、エクアドルのバイーア・デ・カラケス。
この都市は20世紀の終わりに、人間による過剰開発が原因で
3つの大災害に見舞われました。
一度は人間によって破壊された街が、再度人間の力によってより力強く、
新たにエコシティーとして生まれ変わろうとしています。
(関連情報はこちらから)



ご紹介したように、世界各国で「エコシティー」という試みが
着実に進行しています。
また「エコシティー」の世界認知に向けて、国際的なサミットも
定期的に開催されているのです。
ecws2008.jpg
(関連情報はこちらから)


そして日本でもこういった動きに倣って、少しずつ新たな試みが
始まっているようです。
(関連情報はこちらから)


これからの時代、欧米や日本などの先進国こそがこういった
プロジェクトを先導していくべきではないでしょうか。

しかし上記のような「エコシティー」プロジェクトは、
お役人の命令一つで動き出すものではありません。
罰則を設けて取り締まるようなものではないのです。
その地に暮らす人々、そしてその人々の生活を彩るすべての
「モノ」たちによって、自然と形作られていくことが
理想の姿ではないでしょうか。


今日では、日常に使う何気ないモノから建築に至るまで、
あらゆる分野で「自然」を優しく取り込んだ商品開発が
進んでいます。
もはや単なる「モノ」をデザインする時代は終わりました。
その「モノ」によって生まれる人々のライフスタイル、
さらには都市の姿までデザインすることが求められています。


この21世紀こそが、人間による開発の歴史の大きな節目となる
ことでしょう。
posted by グローカルネット at 03:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | エコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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